キッセイ薬品工業株式会社 (4547) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 医薬品
創薬バイオテクノロジージェネリック医薬品
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
C
収益性
業種 33/81位
A
安定性
業種 19/85位
C
成長性
業種 21/83位
D
効率性
業種 27/84位
A
CF健全性
業種 10/74位
売上高
974億円
粗利率
47.0%
営業利益率
-3.0%
純利益率
14.1%
ROE
6.0%
ROIC
-0.9%
自己資本比率
83.7%
D/Eレシオ
0.01
有利子負債
13億円
ネットキャッシュ
527億円
NC/時価総額
27.4%
運転資本余剰*
323億円
運転資本余剰/時価総額*
16.8%
フリーCF
160億円
FCFマージン
16.4%
キャッシュ化率
-0.11倍
PBR
0.84倍
EV/EBITDA
81.4倍
PER
14.0倍
想定株価
4641.6円
想定時価総額
1924億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 974億円 458億円 46億円 -29億円 17億円 -12億円 138億円
2025年3月期 883億円 441億円 46億円 58億円 104億円 70億円 120億円
2024年3月期 756億円 373億円 43億円 40億円 83億円 61億円 112億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 2751億円 1150億円 217億円 219億円 2301億円
2025年3月期 2441億円 1070億円 166億円 174億円 2090億円
2024年3月期 2609億円 1046億円 177億円 221億円 2200億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 540億円 255億円 307億円 13億円 1043億円 2億円 323億円
2025年3月期 482億円 250億円 288億円 13億円 849億円 2億円 316億円
2024年3月期 459億円 263億円 277億円 13億円 1064億円 3億円 282億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 -15億円 175億円 -103億円 160億円
2025年3月期 65億円 50億円 -93億円 115億円
2024年3月期 -17億円 87億円 -100億円 70億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 331.5円 5552.1円 160.0円 48.3% 1271.8円 14.0倍 4641.6円 1924億円 46,541,985株 5,089,900株
2025年3月期 274.2円 4882.7円 100.0円 36.5% 1095.2円 14.0倍 3838.9円 1643億円 47,911,185株 5,106,100株
2024年3月期 246.6円 4977.4円 82.0円 33.3% 1007.7円 14.3倍 3526.5円 1559億円 49,311,185株 5,105,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 6.0% 5.0% -0.9% 47.0% -3.0% 1.8% 14.1% 16.4% 83.7% 0.01
2025年3月期 5.7% 4.9% 1.9% 49.9% 6.5% 11.8% 13.5% 13.0% 85.6% 0.01
2024年3月期 5.1% 4.3% 1.3% 49.4% 5.3% 10.9% 14.8% 9.3% 84.3% 0.01

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 10.3% -150.7% 15.2% 13.0% 7.1% - -
2025年3月期 16.9% 43.7% 7.2% 10.5% 6.9% - 代表取締役会長 神澤陸雄
2024年3月期 12.0% 255.8% 6.0% 3.1% 0.9% 38.7% 代表取締役会長 神澤陸雄

業種比較(医薬品、84社中央値)

指標キッセイ薬品工業株式会社業種中央値
ROE6.0%2.4%
ROA5.0%1.4%
営業利益率-3.0%8.3%
純利益率14.1%6.5%
自己資本比率83.7%69.4%
売上成長率10.3%4.7%
PER14.0倍16.9倍
PBR0.84倍1.18倍
EV/EBITDA81.4倍9.2倍
NC/時価総額27.4%3.1%
運転資本余剰/時価総額16.8%-4.6%
同業他社: 武田薬品工業株式会社(4502)大塚ホールディングス株式会社(4578)アステラス製薬株式会社(4503)第一三共株式会社(4568)中外製薬株式会社(4519)全85社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

医薬品で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
東和薬品株式会社 (4553) 1972億円 2737億円
科研製薬株式会社 (4521) 1576億円 769億円
サワイグループホールディングス株式会社 (4887) 2557億円 2017億円
持田製薬株式会社 (4534) 1225億円 1170億円
株式会社ツムラ (4540) 2822億円 1926億円
栄研化学株式会社 (4549) 1009億円 419億円
ゼリア新薬工業株式会社 (4559) 964億円 892億円
杏林製薬株式会社 (4569) 956億円 1263億円
医薬品の企業一覧(全85社)→

AI分析(2026年3月期)

創薬バイオテクノロジー
医薬品研究開発パイプライン拡充AI創薬情報サービス事業拡大海外収益基盤構築中期経営計画Beyond 80

見通し: 医薬品事業の堅調な伸びと情報サービス事業の拡大により、売上高は10.3%増の974億円を見込む。しかし、研究開発費の増加等により営業損失となる見通し。当期純利益は投資有価証券売却益等により増益を確保する。中長期ではROE10%以上、売上高CAGR5%以上を目指す。

強み: 低分子創薬に強みを持ち、AI活用による研究開発推進。子会社による情報サービス事業も急拡大し、売上を牽引。

懸念: 研究開発費の増加や医薬品の薬価改定、他社医薬品との競合による利益圧迫。情報サービス事業の売上増加が一時的なGIGAスクール案件に依存している可能性。

リスク: 新薬開発の失敗や承認遅延、予期せぬ副作用による販売中止リスク。薬価改定や後発品との競合による既存製品の収益悪化リスク。サイバー攻撃やパンデミックによるサプライチェーン寸断リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E00962は、医薬品事業を中核とし、研究開発から製造・販売までを一貫して手掛ける創薬研究開発型企業です。主力事業である医薬品事業では、自社で研究開発した医療用医薬品の製造販売に加え、他社製品やヘルスケア食品の仕入れ販売も行っています。また、グループ会社を通じて、信州そば等の麺類開発・生産・販売、設備機器や車両の販売、保険代理店業といった物品販売事業、システムインテグレーションやメディカルシステム開発・販売を行う情報サービス事業、そして建物の建築から維持管理までを担う総合建設サービス事業も展開し、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。医薬品事業における海外展開では、自社創製品のライセンスアウトや、海外パートナー企業との協業による事業拡大を進めており、グローバルな成長を目指しています。2026年3月期においては、売上高は974億円と前期比10.3%増を達成しましたが、営業利益は29億円の損失、経常利益は12億円の損失となりました。これは、売上原価率の上昇や、研究開発費を中心とした販売費及び一般管理費の増加が要因です。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は138億円と、前期比15.2%増となりました。これは、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことなどが寄与しています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算では、売上高が974億円と、前期比10.3%の増収を達成しました。これは、医薬品事業における主要製品の伸長や、情報サービス事業におけるGIGAスクール政策関連案件の受注増加、建設・施設メンテナンス事業の拡大などが牽引した結果です。特に医薬品事業では、過活動膀胱治療薬「ベオーバ」、血管炎治療薬「タブネオス」、そう痒症治療薬「コルスバ」、免疫性血小板減少症治療薬「タバリス」などの売上が好調でした。また、自社創製の「リンザゴリクス」が国内で子宮筋腫の適応症で新発売されたほか、海外でもパートナー企業による事業化が進み、輸出売上高の増加に貢献しました。しかしながら、利益面では、売上原価率の上昇や、研究開発費を中心とした販売費及び一般管理費の増加が響き、営業利益は29億円の損失、経常利益は12億円の損失となりました。これは、医薬品業界全体が直面するコスト上昇圧力や、研究開発投資の活発化を反映したものです。一方で、親会社株主に帰属する当期純利益は138億円と、前期比15.2%の増益を記録しました。これは、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことが大きく寄与しており、本業の収益力とは異なる要因によるものです。現金及び預金は540億円と、前期比12.1%増加しており、財務基盤の安定性は維持されています。

強みと競争優位性

E00962の強みは、長年にわたり培ってきた医薬品の研究開発力、特に低分子創薬における専門性とノウハウにあります。AIなどの先端技術を積極的に取り入れ、研究開発パイプラインの拡充に注力している点は、将来の持続的成長に向けた重要な競争優位性と言えます。また、国内市場においては、泌尿器科、腎・透析科、希少疾病領域などで強固な販売基盤を築いており、主要製品の売上最大化と新薬の事業化推進により、国内医薬品事業の成長を図っています。海外展開においては、自社創製品のライセンスアウトや海外パートナー企業との連携を通じて、グローバルな収益基盤の構築を進めており、リンザゴリクスの海外展開はその代表例です。さらに、医薬品事業以外の情報サービス事業や建設・施設メンテナンス事業なども、グループ全体の収益安定化に寄与しており、多角的な事業展開がリスク分散の観点からも強みとなっています。中期経営計画「Beyond 80」では、ROE10%以上、売上高CAGR5%以上、研究開発費控除前営業利益CAGR10%以上といった野心的な目標を掲げており、これらの達成に向けた戦略実行力も、将来的な競争優位性を高める要因となるでしょう。

リスク要因

E00962が直面する主なリスク要因としては、医薬品の研究開発における不確実性が挙げられます。新薬開発には多額の費用と長い期間を要し、開発の遅延や失敗、あるいは承認を得られない可能性は常に存在します。また、海外での開発・販売許諾先企業の経営状況の変化や、開発・薬務規制への対応遅延もリスクとなり得ます。医薬品行政の動向も、薬価改定や薬剤費抑制策などにより、業績に影響を与える可能性があります。さらに、他社医薬品との競合、特に後発医薬品との価格競争は、既存製品の売上に影響を及ぼす可能性があります。医薬品副作用の発現による使用制限や販売中止、品質問題による製品回収といった事象も、事業継続に深刻な影響を与えるリスクです。知的財産権の保護や、他社特許への抵触リスク、訴訟リスクも無視できません。加えて、サイバー攻撃による情報セキュリティインシデントや、サプライチェーンの寸断、保有資産の減損リスク、環境汚染による法的措置や費用発生のリスクなども、潜在的な経営課題として認識されています。これらのリスクは、医薬品業界特有のものも多く、厳格な管理体制と継続的なリスク評価が不可欠です。

投資テーマとの関連

E00962は、医薬品の研究開発型企業として、ヘルスケア、特に創薬分野における投資テーマとの関連性が高いと言えます。AI創薬への取り組みは、AI・ビッグデータといった最先端技術の活用という観点から、関連銘柄として注目される可能性があります。また、希少疾病や難病治療薬の開発は、アンメットメディカルニーズに応えるという点で、製薬業界の重要な投資テーマであり、同社が注力する分野でもあります。高齢化社会の進展に伴う医療費増大や、高度化する医療ニーズへの対応は、長期的な成長が見込まれるテーマであり、同社はこうした社会課題解決に貢献する企業として評価されるでしょう。環境経営の推進や脱炭素・循環型社会への貢献といったサステナビリティへの取り組みは、ESG投資の観点からも投資家からの関心を集める可能性があります。中期経営計画におけるROE向上やPBR改善へのコミットメントは、コーポレートガバナンス強化への意識の表れであり、株主還元への姿勢も投資判断において重要な要素となり得ます。これらの要素は、長期的な視点で企業価値向上を目指す投資家にとって、魅力的な投資機会を提供する可能性があります。

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