artience株式会社 (4634) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
車載半導体EV電子材料AI
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
D
収益性
業種 159/215位
C
安定性
業種 134/215位
D
成長性
業種 178/214位
D
効率性
業種 157/215位
B
CF健全性
業種 101/215位
売上高
3500億円
粗利率
21.7%
営業利益率
5.9%
純利益率
2.9%
ROE
3.9%
ROIC
4.4%
自己資本比率
57.5%
D/Eレシオ
0.24
有利子負債
634億円
ネットキャッシュ
-176億円
NC/時価総額
-10.8%
運転資本余剰*
-603億円
運転資本余剰/時価総額*
-37.0%
フリーCF
164億円
FCFマージン
4.7%
キャッシュ化率
2.66倍
PBR
0.61倍
EV/EBITDA
5.3倍
PER
16.3倍
想定株価
3431.2円
想定時価総額
1627億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2025年12月期 3500億円 760億円 133億円 208億円 341億円 209億円 103億円
2024年12月期 3511億円 746億円 121億円 204億円 325億円 210億円 185億円
2023年12月期 3221億円 638億円 113億円 134億円 247億円 129億円 97億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2025年12月期 4626億円 2277億円 1061億円 793億円 2660億円
2024年12月期 4728億円 2453億円 1395億円 596億円 2621億円
2023年12月期 4478億円 2309億円 1240億円 682億円 2458億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2025年12月期 458億円 687億円 1068億円 634億円 620億円 23億円 -603億円
2024年12月期 601億円 682億円 1094億円 807億円 576億円 24億円 -794億円
2023年12月期 560億円 647億円 1029億円 867億円 639億円 22億円 -679億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2025年12月期 276億円 -112億円 -317億円 164億円
2024年12月期 270億円 -102億円 -150億円 168億円
2023年12月期 235億円 -195億円 -26億円 40億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2025年12月期 210.5円 5609.4円 100.0円 47.5% -372.1円 16.3倍 3431.2円 1627億円 50,286,544株 2,862,300株
2024年12月期 352.5円 5164.9円 100.0円 28.4% -407.6円 8.9倍 3137.5円 1592億円 53,286,544株 2,537,100株
2023年12月期 183.7円 4634.9円 90.0円 49.0% -578.3円 14.3倍 2626.8円 1393億円 58,286,544株 5,262,700株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2025年12月期 3.9% 2.2% 4.4% 21.7% 5.9% 9.7% 2.9% 4.7% 57.5% 0.24
2024年12月期 7.1% 3.9% 4.2% 21.3% 5.8% 9.3% 5.3% 4.8% 55.4% 0.31
2023年12月期 4.0% 2.2% 2.8% 19.8% 4.2% 7.7% 3.0% 1.3% 54.9% 0.35

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2025年12月期 -0.3% 1.7% -44.2% 3.5% 6.3% 44.6% 代表取締役社長 髙島悟
2024年12月期 9.0% 52.7% 90.4% 6.8% 4.6% 16.2% 代表取締役社長 髙島悟
2023年12月期 2.0% 94.8% 4.6% 7.7% 2.1% 1.2% 代表取締役社長 髙島悟

業種比較(化学、214社中央値)

指標artience株式会社業種中央値
ROE3.9%6.5%
ROA2.2%4.0%
営業利益率5.9%7.3%
純利益率2.9%5.2%
自己資本比率57.5%64.4%
売上成長率-0.3%2.2%
PER16.3倍13.1倍
PBR0.61倍0.85倍
EV/EBITDA5.3倍6.2倍
NC/時価総額-10.8%4.9%
運転資本余剰/時価総額-37.0%-9.5%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
中国塗料株式会社 (4617) 1617億円 1394億円
信越ポリマー株式会社 (7970) 1544億円 1151億円
株式会社ノエビアホールディングス (4928) 1526億円 647億円
東亞合成株式会社 (4045) 1761億円 1623億円
日本パーカライジング株式会社 (4095) 1493億円 1382億円
日本曹達株式会社 (4041) 1879億円 1521億円
エスケー化研株式会社 (4628) 1370億円 1097億円
株式会社エフピコ (7947) 1903億円 2405億円
化学の企業一覧(全215社)→

AI分析(2025年12月期)

車載半導体EV電子材料AI
ディスプレイ・先端エレクトロニクス分野への資源集中モビリティ・バッテリー分野の戦略的重点化事業ポートフォリオの変革次世代技術(全固体電池等)の開発DX推進とAI活用

見通し: 2026年12月期に売上高3,600億円、営業利益230億円、ROE8.0%以上を目指す。成長事業への資源集中と既存事業の効率化、新事業創出により収益力強化を図る。

強み: 「art」と「science」を融合した独自理念。色彩・分散技術、ポリマー・塗加工技術を基盤とした多角的な事業展開。

懸念: EV市場の鈍化による車載用リチウムイオン電池材料の需要減速。原材料価格高騰と円安による収益圧迫。

リスク: ①EV市場の成長鈍化による車載用電池材料の需要減速は、事業計画の見直しや減損認識につながる。②原材料価格高騰やグローバルサプライチェーンの混乱は、製品価格転嫁の遅れによる収益悪化リスク。③サイバー攻撃による情報漏洩は、競争力低下やブランド毀損、企業価値低下を招く。

AI詳細分析(2025年12月期)

事業概要

artience株式会社(旧社名:日本写真印刷株式会社)は、「art」と「science」を融合させた社名に込められた哲学に基づき、色彩、素材、技術を核とした多様な事業を展開する化学メーカーです。主要事業は「色材・機能材関連事業」、「ポリマー・塗加工関連事業」、「パッケージ関連事業」、「印刷・情報関連事業」の4つに大別されます。色材・機能材関連事業では、有機顔料や液晶ディスプレイ用カラーフィルター材料、カーボンナノチューブ分散体などを手掛け、特にディスプレイ・半導体分野やモビリティ・バッテリー分野での展開を強化しています。ポリマー・塗加工関連事業では、石油由来のポリマー技術を活かし、パッケージ、自動車、エレクトロニクス、メディカル・ヘルスケアなど幅広い産業分野に材料を供給しています。パッケージ関連事業では、食品包装を中心に環境対応型製品の開発・販売を推進し、印刷・情報関連事業では、顔料から最終製品までの一貫生産体制を活かし、環境調和型製品や高機能インキなどを提供しています。これらの事業を通じて、人々の感性に響く価値を創造し、心豊かな未来の実現に貢献することを目指しています。

直近決算ハイライト

2025年12月期(連結)の業績は、売上高が3,499億79百万円(前期比0.3%減)と微減収となりました。営業利益は207億65百万円(前期比1.7%増)と増益を達成したものの、経常利益は208億88百万円(前期比0.6%減)と減益に転じました。親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失の計上などにより103億40百万円(前期比44.2%減)と大幅な減益となりました。セグメント別では、色材・機能材関連事業は売上高843億4百万円(前期比2.1%減)、営業利益22億54百万円(前期比33.1%減)といずれも減収減益でした。ポリマー・塗加工関連事業は売上高903億5百万円(前期比2.0%増)、営業利益82億92百万円(前期比15.9%増)と増収増益で、収益の牽引役となりました。パッケージ関連事業は売上高924億99百万円(前期比1.1%増)、営業利益54億64百万円(前期比0.9%増)と増収増益で堅調に推移しました。印刷・情報関連事業は売上高809億94百万円(前期比2.8%減)、営業利益45億28百万円(前期比7.3%減)と減収減益でした。EV市場の鈍化がバッテリー関連事業に影響を与え、一部で減損処理が発生したことが当期純利益を押し下げた要因として挙げられます。

強みと競争優位性

artienceの強みは、長年培ってきた「色材」と「ポリマー・塗加工」における高度な合成・分散技術にあります。これらの基盤技術は、顔料事業に留まらず、液晶ディスプレイ用カラーフィルター材料やカーボンナノチューブ分散体といった高付加価値分野へと展開されており、技術的な参入障壁の高さが競争優位性となっています。特に、モビリティ・バッテリー事業における車載用リチウムイオン電池材料(CNT分散体)や、ディスプレイ・先端エレクトロニクス分野の材料は、成長市場における同社の存在感を示しています。また、パッケージ関連事業では、環境意識の高まりに対応したバイオマス製品や水性インキの開発に注力しており、持続可能性への貢献という観点からも顧客からの評価を得ています。さらに、顔料から最終製品まで一貫生産できる体制は、品質管理とコスト競争力に寄与し、印刷・情報関連事業における強みとなっています。グローバルに事業を展開する体制も、地域ごとの市場ニーズにきめ細かく対応し、リスク分散を図る上での優位性と言えます。

リスク要因

同社が直面するリスクは多岐にわたります。まず、事業セグメント固有のリスクとして、有機顔料事業における国内印刷市場の構造的不況、環境意識の高まりによる廃プラスチック問題への対応、EV市場の成長鈍化、ディスプレイ・半導体関連市場の市況変動、石油由来原材料への依存による規制強化などが挙げられます。これらは直接的に売上高や利益の低下につながる可能性があります。また、グループ共通のリスクとしては、海外活動における法規制変更や地政学リスク、システム障害やサイバー攻撃による情報セキュリティ侵害、製品の品質問題や物流事業者の経営環境変化、自然災害や感染症のパンデミック、原料調達における価格高騰や供給不足、為替変動、法規制違反、環境負荷、気候変動、債権回収、固定資産の減損、人材不足などが挙げられます。特に、原料調達リスクは、原油・ナフサ価格の変動や地政学リスクと連動し、仕入価格の上昇や供給不足を招き、業績に大きな影響を与える可能性があります。これらのリスクに対して、同社はリスクマネジメント体制を構築し、対策を講じていますが、その効果は変動します。

投資テーマとの関連

artienceは、複数の投資テーマとの関連性を有しています。最も注目されるのは、EV(電気自動車)市場との関連です。同社は車載用リチウムイオン電池材料であるCNT(カーボンナノチューブ)分散体を供給しており、EV市場の成長は同社のモビリティ・バッテリー事業の成長に直結します。EV市場の成長鈍化はリスク要因でもありますが、将来的な回復や普及拡大は同社にとって大きな機会となります。また、ディスプレイ・先端エレクトロニクス分野への材料供給は、半導体や高機能ディスプレイといったテーマとの関連が深いです。AI(人工知能)の進化に伴うデータセンター需要の増加や、XR(クロスリアリティ)デバイスの普及などは、これらの分野の材料需要を押し上げる可能性があります。さらに、環境・サステナビリティへの関心の高まりから、同社が注力する環境調和型製品(リサイクル対応製品、生分解性製品、水性インキ、バイオマス製品など)の開発・販売は、ESG投資の観点からも注目されるテーマです。脱炭素社会の実現に向けた動きも、気候変動リスクへの対応やCO2排出削減への取り組みと連動し、同社の長期的な企業価値に影響を与えるでしょう。

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