株式会社クレハ (4023) IFRS Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
自動車部品機能性化学バイオテクノロジーEV蓄電池
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
E
収益性
業種 211/215位
D
安定性
業種 178/215位
E
成長性
業種 206/214位
E
効率性
業種 214/215位
B
CF健全性
業種 39/215位
売上高
1617億円
粗利率
28.2%
営業利益率
-11.5%
純利益率
-6.6%
ROE
-6.5%
ROIC
-4.6%
自己資本比率
48.8%
D/Eレシオ
0.72
有利子負債
1197億円
ネットキャッシュ
-899億円
NC/時価総額
-
運転資本余剰*
-481億円
運転資本余剰/時価総額*
-
フリーCF
143億円
FCFマージン
8.8%
キャッシュ化率
-
PBR
-
EV/EBITDA
-
PER
-
想定株価
-
想定時価総額
-

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1617億円 455億円 -123億円 -186億円 -309億円 -183億円 -107億円
2025年3月期 1620億円 425億円 -127億円 94億円 -33億円 102億円 78億円
2024年3月期 1780億円 513億円 -117億円 128億円 11億円 139億円 97億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 3384億円 1109億円 778億円 934億円 1652億円
2025年3月期 3453億円 1048億円 554億円 787億円 2094億円
2024年3月期 3306億円 1199億円 529億円 546億円 2214億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 297億円 434億円 326億円 1197億円 非該当 - -481億円
2025年3月期 215億円 467億円 313億円 805億円 非該当 - -339億円
2024年3月期 231億円 512億円 389億円 510億円 非該当 - -298億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別BS(IFRS参考値)

決算期 その他金融資産(流動)※参考値 その他金融資産(非流動)※参考値
2026年3月期 600万円 280億円
2025年3月期 1100万円 247億円
2024年3月期 2000万円 288億円

IFRS特有のタグ。有価証券・デリバティブ・預け金等を合算した値で、純粋な投資有価証券ではないため参考値扱い。

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 280億円 -137億円 -80億円 143億円
2025年3月期 295億円 -394億円 84億円 -99億円
2024年3月期 116億円 -343億円 121億円 -227億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 -267.1円 4323.3円 214.0円 - -2353.0円 - - - 49,942,000株 11,723,300株
2025年3月期 149.7円 4209.1円 86.7円 57.9% -1186.7円 18.4倍 2753.9円 1370億円 55,433,000株 5,691,000株
2024年3月期 173.0円 4022.7円 86.7円 50.1% -506.8円 15.7倍 2716.6円 1495億円 58,576,000株 3,543,800株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 -6.5% -3.2% -4.6% 28.2% -11.5% -19.1% -6.6% 8.8% 48.8% 0.72
2025年3月期 3.7% 2.3% 2.3% 26.2% 5.8% -2.0% 4.8% -6.1% 60.6% 0.38
2024年3月期 4.4% 2.9% 3.3% 28.8% 7.2% 0.6% 5.5% -12.8% 67.0% 0.23

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -0.2% -297.2% -237.1% -5.5% 2.3% - -
2025年3月期 -9.0% -26.3% -19.9% -1.3% 2.6% -22.4% 代表取締役社長 小林豊
2024年3月期 -7.0% -42.7% -42.3% 7.2% 3.7% -9.5% 代表取締役社長 小林豊

業種比較(化学、214社中央値)

指標株式会社クレハ業種中央値
ROE-6.5%6.5%
ROA-3.2%4.0%
営業利益率-11.5%7.3%
純利益率-6.6%5.2%
自己資本比率48.8%64.4%
売上成長率-0.2%2.2%
PER-13.2倍
PBR-0.85倍
EV/EBITDA-6.2倍
NC/時価総額-4.8%
運転資本余剰/時価総額--9.8%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
東亞合成株式会社 (4045) 1761億円 1623億円
ZACROS株式会社 (7917) 920億円 1585億円
ダイキョーニシカワ株式会社 (4246) 546億円 1657億円
小林製薬株式会社 (4967) 4033億円 1657億円
石原産業株式会社 (4028) 1077億円 1549億円
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス (4927) 2884億円 1703億円
クミアイ化学工業株式会社 (4996) 819億円 1705億円
日本曹達株式会社 (4041) 1879億円 1521億円
化学の企業一覧(全215社)→

異常検知フラグ

2026年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

自動車部品機能性化学バイオテクノロジー
フッ化ビニリデン樹脂事業ライフサイエンス領域事業ポートフォリオ再構築DX推進PFAS規制対応

見通し: EV市場の停滞によるフッ化ビニリデン樹脂事業の減損損失計上等で大幅な営業損失となった。新中期経営計画では主力事業の競争力強化とライフサイエンス領域の育成に注力し、2028年度ROE8%を目指す。

強み: 機能製品・樹脂製品・化学製品の3事業体制構築へ。技術開発力と長年培ったブランド力・顧客基盤が強み。

懸念: フッ化ビニリデン樹脂事業の回復遅延リスク。PFAS規制動向も注視が必要。特定用途への依存度が高い。

リスク: EV市場停滞によるフッ化ビニリデン樹脂事業の減損損失計上。PFAS規制強化による事業への影響。資源価格高騰や地政学リスクによる原料調達・コスト増。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

クレハは、機能製品、化学製品、樹脂製品、建設関連、その他関連の5つのセグメントで事業を展開する総合化学メーカーです。機能製品事業では、フッ化ビニリデン樹脂やPGA(ポリグリコール酸)樹脂、PPS樹脂、球状活性炭などを、化学製品事業では農薬・医薬中間体や工業薬品などを、樹脂製品事業では家庭用ラップや釣糸、食品包装材などを製造・販売しています。建設関連事業では土木・建築工事を、その他関連事業では環境事業などを手掛けています。特にフッ化ビニリデン樹脂は、リチウムイオン二次電池用バインダーやシェールオイル・ガス掘削用途、PPS樹脂は高機能エンジニアリングプラスチックとして、それぞれ重要な製品群となっています。売上高の約38%を機能製品事業が占め、事業ポートフォリオの核となっています。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算は、売上高が前期比0.2%減の1,617億円となりました。営業利益は前期の94億円の黒字から186億円の赤字へと大幅に悪化し、経常利益も183億円の赤字、当期純利益も107億円の赤字となりました。この赤字転落の主な要因は、EV市場の低迷によるフッ化ビニリデン樹脂の需要回復の遅れに伴う固定資産の減損損失計上や、慢性腎不全用剤製造設備の減損損失計上によるものです。セグメント別では、機能製品事業はフッ化ビニリデン樹脂の販売減が響いたものの、PGA樹脂加工品やPPS樹脂の増加、炭素製品分野の好調により、前期の営業損失から41億円の営業利益へと黒字転換しました。化学製品事業は減収ながらも原材料価格の下落により営業利益を大きく伸ばしました。一方、樹脂製品事業は熱収縮多層フィルム事業の撤退影響等で減収減益となりました。純資産は21.1%減の1,652億円、総資産は2.0%減の3,384億円となっています。

強みと競争優位性

クレハの強みは、長年にわたり培ってきたフッ素化学や高分子化学における高度な技術力にあります。特に、フッ化ビニリデン樹脂においては、リチウムイオン二次電池用バインダーや高機能エンジニアリングプラスチックとしてのPPS樹脂などで、独自の技術と品質により国内外で高い評価を得ています。また、PGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品も、シェールオイル・ガス掘削用途などで需要があります。家庭用ラップ「NEWクレラップ」や釣糸「シーガー」といった消費者向け製品においても、確固たるブランド力と顧客基盤を有しています。さらに、5つの事業セグメントで多角的に事業を展開していることにより、特定市場の変動に対するリスク分散を図り、安定した事業基盤を構築しています。研究開発力強化への投資も継続しており、新製品・新技術の開発を通じて競争優位性の維持・向上を目指しています。

リスク要因

当期の業績悪化の主因となったように、EV市場の動向やそれに伴うリチウムイオン二次電池用バインダーの需要変動は、クレハにとって重要なリスク要因です。フッ化ビニリデン樹脂事業への依存度が高いため、市場の停滞が直接的に業績に影響を与えます。また、グローバルな事業展開に伴う地政学リスクや、原材料・エネルギー価格の変動も収益を圧迫する可能性があります。環境規制の強化、特に有機フッ素化合物(PFAS)に対する規制動向は、フッ化ビニリデン樹脂事業に影響を与える可能性があり、注視が必要です。さらに、新技術開発の遅延や技術競争力の低下、多様な人材の確保・育成の遅れも、中長期的な成長を阻むリスクとなり得ます。ITリスクやDX推進の遅れも、効率性や競争力低下につながる可能性があります。

投資テーマとの関連

クレハは、EV市場の動向と密接に関連するフッ化ビニリデン樹脂を供給しており、EVシフトの進展が同社の成長機会となり得ます。リチウムイオン二次電池の性能向上に不可欠な部材であるため、今後EV市場が回復・拡大する局面においては、その恩恵を受ける可能性があります。また、高機能樹脂であるPPS樹脂は、自動車の軽量化や電子機器の高性能化に貢献する素材であり、これらの分野における技術革新や需要拡大とも関連が深いです。さらに、気候変動対策やカーボンニュートラルへの取り組みを経営の重要課題と位置づけており、環境負荷低減に貢献する製品開発や製造プロセスの改善は、サステナビリティ投資の観点からも注目される可能性があります。DX推進にも力を入れており、AIなどの先端技術活用による研究開発や業務効率化は、将来的な競争力強化に繋がるテーマです。

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