大研医器株式会社 (7775) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 精密機器
医療機器バイオテクノロジーヘルスケアIT
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 19/53位
B
安定性
業種 28/53位
D
成長性
業種 39/52位
B
効率性
業種 6/53位
C
CF健全性
業種 28/53位
売上高
103億円
粗利率
38.4%
営業利益率
12.4%
純利益率
9.0%
ROE
11.9%
ROIC
8.9%
自己資本比率
68.2%
D/Eレシオ
0.29
有利子負債
22億円
ネットキャッシュ
5億円
NC/時価総額
4.1%
運転資本余剰*
5641万円
運転資本余剰/時価総額*
0.4%
フリーCF
2億円
FCFマージン
2.3%
キャッシュ化率
0.62倍
PBR
1.66倍
EV/EBITDA
8.0倍
PER
13.9倍
想定株価
446.5円
想定時価総額
128億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 103億円 40億円 3億円 13億円 15億円 13億円 9億円
2025年3月期 100億円 41億円 2億円 15億円 17億円 15億円 11億円
2024年3月期 98億円 40億円 2億円 14億円 17億円 15億円 10億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 114億円 70億円 27億円 9億円 77億円
2025年3月期 112億円 70億円 28億円 8億円 75億円
2024年3月期 110億円 67億円 33億円 6億円 70億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 28億円 16億円 12億円 22億円 - - 5641万円
2025年3月期 30億円 14億円 11億円 20億円 - - 2億円
2024年3月期 27億円 14億円 11億円 21億円 - - -6億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 6億円 -3億円 -5億円 2億円
2025年3月期 11億円 -2億円 -7億円 10億円
2024年3月期 16億円 -2億円 -12億円 14億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 32.1円 269.6円 20.0円 62.3% 18.4円 13.9倍 446.5円 128億円 31,840,000株 3,111,500株
2025年3月期 38.2円 260.5円 23.0円 60.2% 33.8円 12.8倍 489.1円 141億円 31,840,000株 3,111,500株
2024年3月期 34.4円 243.3円 21.0円 61.0% 21.9円 16.1倍 554.0円 159億円 31,840,000株 3,111,500株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 11.9% 8.1% 8.9% 38.4% 12.4% 14.9% 9.0% 2.3% 68.2% 0.29
2025年3月期 14.7% 9.8% 11.1% 41.2% 15.2% 17.5% 11.0% 9.6% 66.9% 0.27
2024年3月期 14.1% 9.0% 11.1% 40.8% 14.8% 17.0% 10.1% 14.2% 63.5% 0.30

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 3.4% -15.5% -15.9% 4.0% 5.5% 6.6% -
2025年3月期 2.1% 4.8% 11.0% 5.2% 3.1% 9.5% 代表取締役社長 山田圭一
2024年3月期 6.7% 36.8% 38.8% 7.4% 3.0% 16.1% 代表取締役社長 山田圭一

業種比較(精密機器、52社中央値)

指標大研医器株式会社業種中央値
ROE11.9%8.6%
ROA8.1%5.7%
営業利益率12.4%9.6%
純利益率9.0%8.0%
自己資本比率68.2%67.1%
売上成長率3.4%5.4%
PER13.9倍15.3倍
PBR1.66倍1.39倍
EV/EBITDA8.0倍7.8倍
NC/時価総額4.1%6.8%
運転資本余剰/時価総額0.4%1.0%
同業他社: テルモ株式会社(4543)オリンパス株式会社(7733)HOYA株式会社(7741)株式会社ニコン(7731)ニプロ株式会社(8086)全53社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

精密機器で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
株式会社インターアクション (7725) 133億円 67億円
株式会社 日本エム・ディ・エム (7600) 142億円 239億円
株式会社オーバル (7727) 145億円 156億円
国際計測器株式会社 (7722) 108億円 149億円
シグマ光機株式会社 (7713) 97億円 116億円
日本精密株式会社 (7771) 96億円 79億円
クリエートメディック株式会社 (5187) 86億円 136億円
株式会社平山ホールディングス (7781) 79億円 362億円
精密機器の企業一覧(全53社)→

AI分析(2026年3月期)

医療機器バイオテクノロジー
吸引器関連製品注入器関連製品マイクロポンプ関連製品海外販売強化サプライチェーン高度化

見通し: 今期は売上微増だが、原材料費高騰や販管費増により利益は前期比減。来期以降は新製品投入や海外展開強化で収益改善を目指すが、為替や医療費抑制政策の影響も懸念される。

強み: 医療現場のニーズを捉えた独創的な製品開発力。吸引器「フィットフィックス」など主力製品の根強い需要。

懸念: 主力製品「フィットフィックス」への依存度が高く、価格競争や償還価格低下の影響を受けやすい。原材料価格高騰による収益圧迫。

リスク: 主力製品への依存リスク(売上比率60%超)、原材料価格高騰による収益圧迫、法的規制(医療機器)の変更・強化。海外売上比率向上に伴う為替リスク増大。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

E22509は、医療現場のニーズを直接捉え、独創的な技術を駆使した医療機器の開発、製造、販売を主軸とする研究開発型メーカーです。主力事業は、麻酔・手術室関連製品と病院内感染防止関連製品であり、特に「フィットフィックス」をはじめとする吸引器関連製品と、「クーデックエイミーPCA」などの注入器関連製品が売上の大部分を占めています。同社は、研究開発から製造、販売までを一貫して手がける体制を構築しており、ISO規格に準拠した品質管理体制のもと、革新的かつ安全性の高い製品を市場に提供しています。国内市場においては、吸引器関連で「サクションの大研」、注入器関連で「ポンプの大研」としてのブランドイメージを確立し、マーケットリーダーとしての地位を築いています。2026年3月期の売上高は103億円であり、前期比で3.4%増加しました。

直近決算ハイライト

2026年3月期の決算は、売上高が前期比3.4%増の103億円と堅調に推移したものの、営業利益は同15.5%減の13億円、経常利益は同15.6%減の13億円、当期純利益は同15.9%減の9億円と、利益面では減益となりました。この減益の主な要因として、原材料コストの上昇による売上総利益の減少に加え、人件費や研究開発費の増加による販売費及び一般管理費の増加が挙げられています。具体的には、売上総利益率は38.4%と前期から2.8ポイント悪化し、売上高経常利益率も12.4%と2.8ポイント悪化しました。一方で、純資産は同3.5%増の77億円、総資産は同1.7%増の114億円と、資産・負債ともに増加傾向を示しています。現金及び預金は同7.3%減の28億円となりましたが、営業キャッシュフローは6億円を確保しています。

強みと競争優位性

E22509の最大の強みは、医療現場の潜在ニーズを深く理解し、それを独創的な技術によって具現化する研究開発力です。医師、看護師、臨床工学技士といった現場の専門家と直接連携し、開発担当者が同じ目線で課題を捉える「現場第一主義」を徹底することで、競合他社にはないユニークな製品を生み出しています。また、研究開発から製造・販売まで一貫して自社で行う垂直統合型のビジネスモデルは、品質管理を徹底し、顧客ニーズへの迅速な対応を可能にしています。主力製品である吸引器関連、注入器関連においては、長年の実績と高いシェアを誇っており、特に「フィットフィックス」は30年以上経っても手術件数の増加に伴い販売数量が増加傾向にあるなど、製品ライフサイクルの長さと高い顧客ロイヤリティが示唆されます。さらに、ISO13485認証に基づいた厳格な品質管理体制は、医療機器メーカーとしての信頼性を高め、参入障壁の高い医療機器市場における競争優位性の源泉となっています。

リスク要因

同社が抱えるリスク要因は多岐にわたります。まず、製品開発の進捗遅延や、国による医療費抑制政策に伴う償還価格の低下、医療機関の共同購買による販売価格への圧力は、収益性を圧迫する可能性があります。また、医薬品医療機器法や欧州、米国の医療機器規制など、法規制の変更や強化は、事業継続に影響を及ぼすリスクがあります。主力製品である吸引器関連製品への依存度が高いことも懸念点であり、価格競争の激化が業績に影響を与える可能性があります。さらに、高度な技術を要する医療機器であることから、不良品発生や医療事故につながるリスク、製造拠点が集中していることによる自然災害のリスクも存在します。原材料価格の変動や為替相場の変動も、製造原価や調達コストに影響を与え、収益性を低下させる要因となり得ます。これらのリスクに対して、同社は代替材料の検討、複数サプライヤーからの調達、価格交渉、為替ヘッジなどを実施していますが、リスクを完全に排除することは困難です。

投資テーマとの関連

E22509は、直接的なAI、半導体、EV、防衛といった大型投資テーマとの関連性は薄いものの、「ヘルスケア」という広範なテーマにおいては、その先進性と医療現場の課題解決に貢献する製品開発が注目されます。特に、医療現場の効率化や感染防止に寄与する製品は、高齢化社会や医療費抑制といった社会的な課題への対応という観点から、中長期的な成長が期待できます。また、同社が注力するマイクロポンプ関連製品は、精密な流量制御を可能にし、疼痛管理や在宅医療など、より個別化された医療ニーズに応えるポテンシャルを秘めています。海外展開の強化も掲げており、グローバルな医療機器市場での成長を目指す姿勢は、将来的な企業価値向上につながる可能性があります。ただし、現時点での海外売上比率は限定的であり、国際的な規制対応や販売網構築が今後の成長の鍵となります。

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