三洋化成工業株式会社 (4471) 日本基準 Yahoo!ファイナンス↗

業種: 化学
機能性化学ヘルスケアITDX脱炭素環境技術
財務プロファイル(全4163社中の相対位置)
B
収益性
業種 45/215位
A
安定性
業種 31/215位
C
成長性
業種 79/214位
C
効率性
業種 56/215位
A
CF健全性
業種 31/215位
売上高
1279億円
粗利率
25.9%
営業利益率
7.8%
純利益率
12.2%
ROE
9.8%
ROIC
4.3%
自己資本比率
81.4%
D/Eレシオ
0.02
有利子負債
29億円
ネットキャッシュ
315億円
NC/時価総額
28.4%
運転資本余剰*
46億円
運転資本余剰/時価総額*
4.2%
フリーCF
145億円
FCFマージン
11.4%
キャッシュ化率
1.29倍
PBR
0.70倍
EV/EBITDA
4.1倍
PER
7.0倍
想定株価
4969.4円
想定時価総額
1107億円

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

年度別損益

決算期売上高売上総利益減価償却費営業利益EBITDA経常利益純利益
2026年3月期 1279億円 332億円 91億円 100億円 191億円 123億円 156億円
2025年3月期 1423億円 321億円 96億円 84億円 181億円 97億円 42億円
2024年3月期 1595億円 293億円 108億円 49億円 157億円 82億円 -85億円

年度別BS(構造)

決算期総資産流動資産流動負債固定負債自己資本
2026年3月期 1955億円 914億円 298億円 32億円 1592億円
2025年3月期 1764億円 849億円 303億円 77億円 1354億円
2024年3月期 2058億円 1059億円 535億円 107億円 1390億円

年度別BS(主要内訳)

決算期現金棚卸資産売上債権有利子負債投資有価証券のれん運転資本余剰
2026年3月期 344億円 168億円 325億円 29億円 444億円 - 46億円
2025年3月期 240億円 177億円 351億円 34億円 307億円 - -63億円
2024年3月期 272億円 261億円 450億円 107億円 307億円 - -263億円

運転資本余剰 = 現金 − 流動負債(独自定義・金融業は対象外)用語集↗

年度別CF

決算期営業CF投資CF財務CFフリーCF
2026年3月期 202億円 -57億円 -52億円 145億円
2025年3月期 139億円 -51億円 -119億円 88億円
2024年3月期 198億円 -63億円 -40億円 136億円

年度別1株データ

想定株価・想定時価総額は有報記載のPERとEPSから算出した参考値です(リアルタイム株価ではありません)

決算期EPSBPS1株配当配当性向1株NCPER想定株価想定時価総額発行済株式自己株式
2026年3月期 706.9円 7198.3円 170.0円 24.1% 1414.0円 7.0倍 4969.4円 1107億円 23,534,000株 1,259,300株
2025年3月期 187.8円 6119.9円 170.0円 90.5% 924.4円 20.8倍 3900.4円 869億円 23,534,000株 1,258,400株
2024年3月期 -385.0円 6295.3円 170.0円 - 742.9円 - - - 23,534,000株 1,344,400株

年度別指標

決算期ROEROAROIC粗利率営業利益率EBITDAマージン純利益率FCFマージン自己資本比率D/Eレシオ
2026年3月期 9.8% 8.0% 4.3% 25.9% 7.8% 15.0% 12.2% 11.4% 81.4% 0.02
2025年3月期 3.1% 2.4% 4.3% 22.5% 5.9% 12.7% 2.9% 6.2% 76.8% 0.03
2024年3月期 -6.1% -4.1% 2.3% 18.4% 3.1% 9.8% -5.3% 8.5% 67.5% 0.08

年度別成長率

決算期売上高営業利益純利益売上CAGR(3年)売上CAGR(5年)営業利益CAGR(3年)代表者
2026年3月期 -10.1% 18.6% 276.7% -9.9% -2.5% 6.0% -
2025年3月期 -10.8% 72.7% -51.2% -4.3% -1.8% -10.7% 代表取締役社長 樋口章憲
2024年3月期 -8.8% -41.9% -249.6% 3.3% -0.3% -25.7% 代表取締役社長 樋口章憲

業種比較(化学、214社中央値)

指標三洋化成工業株式会社業種中央値
ROE9.8%6.4%
ROA8.0%3.9%
営業利益率7.8%7.3%
純利益率12.2%5.2%
自己資本比率81.4%64.2%
売上成長率-10.1%2.2%
PER7.0倍13.2倍
PBR0.70倍0.85倍
EV/EBITDA4.1倍6.2倍
NC/時価総額28.4%4.4%
運転資本余剰/時価総額4.2%-9.8%
同業他社: 三菱ケミカルグループ株式会社(4188)富士フイルムホールディングス株式会社(4901)旭化成株式会社(3407)信越化学工業株式会社(4063)住友化学株式会社(4005)全215社 →
この銘柄と同業他社3社を比較 →

同業種の企業

化学で事業規模(想定時価総額)が近い企業
社名想定時価総額売上高
アース製薬株式会社 (4985) 1085億円 1792億円
石原産業株式会社 (4028) 1077億円 1549億円
株式会社 トリケミカル研究所 (4369) 1070億円 239億円
高砂香料工業株式会社 (4914) 1156億円 2251億円
旭有機材株式会社 (4216) 1053億円 801億円
東洋紡株式会社 (3101) 1162億円 4216億円
サカタインクス株式会社 (4633) 1170億円 2577億円
四国化成ホールディングス株式会社 (4099) 1174億円 707億円
化学の企業一覧(全215社)→

異常検知フラグ

2026年3月期: 売上3年連続減少
2021年3月期: 売上3年連続減少

AI分析(2026年3月期)

機能性化学ヘルスケアIT
事業ポートフォリオ高度化生産設備老朽化対応デジタル技術活用ヘルスケア事業投資環境負荷低減・QOL向上

見通し: 今期は売上高1,500億円(前期比17.3%増)を見込むが、中東情勢の緊迫化による原料調達・販売数量への影響は不透明。営業利益は前期並みの100億円(前期比0.1%減)を予想。高付加価値製品へのシフトと構造改革が鍵。

強み: 界面制御技術と独自のDXプラットフォームを強みとし、顧客課題解決型企業を目指す。高付加価値製品へのポートフォリオ転換を推進。

懸念: 生産設備の老朽化による保全投資・修繕費の高騰が課題。独自技術の差別化が難しい汎用品分野は価格競争に晒される。

リスク: 中東情勢緊迫化による原料価格高騰・供給制約。サイバー攻撃による情報システム障害リスク。製品・サービスの欠陥による信用の低下リスク。

AI詳細分析(2026年3月期)

事業概要

当社グループは、界面制御技術を核とした化学品事業を展開しており、生活・健康産業、石油・輸送機産業、プラスチック・繊維産業、情報・電気電子産業、環境・住設産業など、多岐にわたる分野で製品の製造・販売および技術供与を行っています。主要事業は、洗剤・ヘアケア製品用界面活性剤、医薬品原料、ポリエチレングリコール、紙パルプ用薬剤、ポリウレタンフォーム原料、潤滑油添加剤、自動車内装材原料、永久帯電防止剤、炭素繊維用薬剤、トナーバインダー、アルミ電解コンデンサ用電解液、高分子凝集剤用カチオンモノマー、重金属固定化剤など、広範な化学製品群に及びます。これらの製品は、当社の独自技術である界面制御技術を基盤としており、顧客の多様なニーズに応える高付加価値製品を提供することで、社会の発展に貢献することを目指しています。事業の変遷としては、不採算事業であった高吸水性樹脂(SAP)事業や中国での一部生産事業からの撤退を断行し、サプライチェーン改革による基盤事業のコスト低減を進めてきました。今後は、界面制御技術と独自のDXプラットフォームを融合させ、顧客課題を迅速に解決する「必要不可欠企業」への進化を目指し、カーボンニュートラルやQOL向上に貢献する「環境負荷低減」「食・医療/くらし」「スマート社会」の3つの注力領域に、事業ポートフォリオを再編し、注力していきます。

直近決算ハイライト

2026年3月期において、当社グループは売上高1,279億円(前期比-10.1%)となりました。これは、高吸水性樹脂事業からの撤退や、競争激化による影響が主な要因です。一方で、利益面では大幅な改善が見られました。営業利益は100億円(前期比+18.6%)に達し、売上高営業利益率は7.8%と前期から1.9ポイント改善しました。経常利益も123億円(前期比+26.7%)と伸長しています。特に、親会社株主に帰属する当期純利益は156億円(前期比+276.7%)と、大幅な増加を記録しました。これは、連結子会社の吸収合併に伴う繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、税金費用の調整が大きく影響したためです。セグメント別では、情報・電気電子産業関連分野が7.7%増収となり、好調を維持しました。生活・健康産業関連分野と環境・住設産業関連分野他では、事業撤退や需要低迷により減収・営業損失となりましたが、全体としては収益力の改善が図られた決算となりました。

強みと競争優位性

当社の強みは、長年培ってきた「界面制御技術」にあります。この独自技術は、化学反応や材料の表面特性を精密にコントロールすることを可能にし、多様な産業分野で高付加価値製品を生み出す源泉となっています。特に、顧客の抱える課題に対して、他社にはないソリューションを提供できる点が競争優位性となっています。また、近年は「独自のDXプラットフォーム」の構築にも注力しており、研究開発から生産、販売に至るバリューチェーン全体でのスピードと効率性を向上させています。これにより、変化の激しい市場環境や顧客ニーズへの迅速な対応が可能となっています。さらに、事業ポートフォリオの高度化を進め、汎用品中心から高付加価値製品、そしてヘルスケアやICTといった成長分野へのシフトを加速させている点も、将来の収益基盤強化に向けた強みと言えます。これらの技術力と戦略的な事業転換が、持続的な成長と企業価値向上に繋がる基盤となっています。

リスク要因

当社グループの事業運営におけるリスク要因は多岐にわたります。まず、自然災害(地震、風水害等)による事業拠点の被災リスクがあり、特に主力工場が位置する地域は地震リスクが高いと認識されています。また、サイバー攻撃による情報システム障害やデータ漏洩、火災・爆発等の重大事故発生も、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。製品・サービスの欠陥や不正行為は、顧客への影響や信用低下に直結するため、厳格な管理体制が求められます。外部環境においては、世界経済の変動、為替レートの変動、原油価格高騰に端を発する原料調達リスク、そしてカントリーリスクや環境・化学物質規制の強化も無視できません。研究開発における不確実性、知的財産権侵害のリスク、そして多様な人材の確保・育成の難しさも、事業成長の阻害要因となり得ます。これらのリスクに対し、当社はリスクマネジメント体制の強化や事業継続計画(BCP)の整備、安全防災活動の継続、コンプライアンス教育の徹底など、多角的な対策を講じています。

投資テーマとの関連

当社グループは、現代の主要な投資テーマである「カーボンニュートラル」と「QOL(生活の質)の向上」に貢献する事業を展開しています。カーボンニュートラルへの貢献としては、環境負荷低減に資する製品開発や、省エネルギーに繋がる材料提供などが挙げられます。界面活性剤などの製品は、環境対応型洗剤や、産業プロセスの効率化によるエネルギー消費削減に寄与する可能性があります。QOL向上においては、「食・医療/くらし」や「スマート社会」といった注力分野が、直接的に投資テーマと関連しています。例えば、医薬品原料やヘルスケア関連製品は人々の健康増進や医療の質の向上に貢献します。また、情報・電気電子産業分野で展開する素材は、スマートフォンやPC、さらにはEV(電気自動車)関連技術の発展に不可欠であり、スマート社会の実現を支えています。特に、EV市場の回復遅れというリスク要因はありましたが、アルミ電解コンデンサ用電解液など、関連素材の需要は将来的に拡大が見込まれます。これらのテーマとの関連性は、今後の持続的な成長と企業価値向上において重要な要素となります。

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